人の話はよく聞かないといけない

この頃、割と平穏無事に過ごしてたのでブログに書くこともないなぁと一ヶ月近く放置してたんですけど、今日はネタができたので久しぶりに書きます。

朝8時に出勤をしてなんやかんやと業務の準備をしていると玄関から2人の大男が入って来て、営業マンかなぁと見ていたら受付に座ってた僕に

男「こういう者ですが(警察手帳)、(僕の名前)さんいらっしゃいますか?」

完全に頭真っ白になったね。何とか頭ん中再起動させたけど、マジで朝にくるんや、一体どれや昨日見たxvideoのあれか、それとも巡回で見た画像が児童ポルノにでも引っかかったか、こんなことならちゃんと串でも刺しときゃ良かった。というかこんなショボイ罪状で捕まるくらいならもっとハチャメチャやっとけば良かったんやとか思ってました。
しばらくあーあーうあー言った後

「・・・・・・ト・・」
刑事「は?」
チェックメイトですね!そうなんでしょぉ!?(裏声)」

自分でもちょっとびっくりするくらいでかい声が出たんで遠くの職員が心配そうにこっちを見てました。何か刑事さんも狼狽えた後、得心がいったみたいで

刑事「いや、、違います、、」

なんだよ、違うのかよ。はよ言えよ、こっちは嫌疑かけられる事もなく罪状吐くとこやったわ

刑事「実は人を探してまして、(僕の名字)ミキさんって方です」
暫く考えたんですけどそんな名前は一族にいなかったので
「いないっす」
と答えた途端険しい顔になって
「そんなはずは無い、いるはず」
口には出してないけど完全に隠すとタメにならんぞ的な雰囲気を出す刑事二人、いや、マジでおらんのじゃけど
「大体何の用で来られたんです?」
刑事「実は昨年○○○○で起きた殺人事件で」
「もしかして(元嫁の名前)ェ!?」
刑事「あ!そうです!そうです!いらっしゃいますか?」
パァ!っと表情が明るくなる刑事さん、笑うことあるんや。

刑事「今どちらに?」
何とか話が進みそうだと笑顔でズイっと来られましたがこっちはそれどころじゃない。ガタって椅子倒しながら立ち上がって

「え!!!!!あいつもしかして捕まんの!!!!!!やった!!!」
刑事「違う!違う!落ち着いて!違うから!」

また違うのかよ。ぬか喜びさせんなや。笑顔はかわいいなとか褒めて損したわ。
もうどうでもいいわと飛び込みの営業マンを追い返すようなテンションになる僕。5分前の殊勝さはどこへやら。
結局、話をよく聞くと勤めてた所の職員が頃されたんだけど犯人の容疑を固めるために話を聞きたいから連絡先を教えてくれって話でした。
元嫁とはいえ流石に他人の連絡先をほいほいと教えるのもどうかなぁと思ったので本人から連絡させますってことで帰ってもらいました。
しかし、訪ねて来られた時はほんとどうしようかと思いましたね。気をつけよう。